ラテラルラインの使い方

私は、ダンスや居合の動作やポーズにおいて、筋膜アナトミートレインの知識を活用して改善、向上の研究を行っていますが、最近になって、体の横に走行する経線であるラテラルラインの使い方で大きな気づきがありました。

アナトミー・トレイン 第2版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線

ダンスのポーズにおいて左右の傾斜変化に用いることがありますが、安定のために使ってしまうと、他のスパイラルラインがうまく動かせない(先に体側が突っ張ってしまい、螺旋動作の邪魔をする)状態が生じてしまいます。

今まで単純に横へ移動していた動きを、スパイラルラインによる螺旋動作か、ラテラルラインの左右の傾斜変化での動作になっているかを確認し、改善してみると、体各所の伸びや、ダイナミックな動き、無駄のない動きを実現出来そうです。

また、内転筋の使い方では、収縮ではなく伸長させること(頭の先から足裏の母指球まで伸ばすような意識)で、体側に意識が行かなくなるのと、スパイラル動作に必要な中心軸の安定を高めることが出来そうです。

4月の居合大会、ダンス発表会までに身に付けたいと思います。